それは 君への眼差しだから 口には出して言えないよね 

 電影少女の主題歌、「ふめつのこころ」のはじまり。このあったようでなかった文字列に、桂正和作品の通奏低音としての主題が、導き出せるのでは。という訳で、電影少女2話を観た。

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西野七瀬のあいちゃんが結構ピッタリはまってきていて、すごく安心。ご飯ネタから、服装のトレース、口癖ギャグまで細部がちゃんとしているところも見ていて楽しい。なによりも飯豊まりえ演じる奈々美ちゃんが、もえみちゃんの翳りを帯びながら新ヒロインとしてそこに存在している喜びに乾杯したいです。25年前の顛末と、あいちゃんの秘密が少し明かされながら、ベンチで肩を寄せるふたりのショット。1話の帰り道の歩行ショットと同じく、何時も隣にいたのは彼/彼女だという忘れがたさ。

 

そして、関西ではぼくは麻里のなかも放送中なのです。

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原作漫画のほうは1巻を読んだきりで、手を伸ばしていなかったですが、ドラマ観てて身体/外見と精神/中身を巡る「僕は誰だ」という哲学的なアプローチをしていてラストまで気になる。坂元裕二のanoneと、野木亜紀子のアンナチュラルという話題作は諸事情でいまだに見れていないのでちゃんと早くチェックしたい。

 

今季はしかしながら、もう既に約束された傑作が放送中。ドラマではなくアニメですが、眉月じゅん原作の渡辺歩「恋は雨上がりのように」、これに間違いなし。

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アニメ化に相応しいカットの連続。感情の機微。気象装置。「美しい」という一言に尽きる。2話での店長の電話番号ゲットまでのシークエンスが個人的にハイライトでした。怪我、挫折、孤独を経験した因果としての足、それが軈て、走り出した先に希望をもたらすという美しいシークエンス。「STOP」という道路標識を超えて、彼女の気持ちはそのまま動き出してしまうんだよなあ。2話のラストは、この記事の冒頭で引用したそれとは反対を行く。漫画も勿論のこと、アニメも完全に目が離せないです。

 

映画はキングスマンゴールデンサークルを観た。

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 最後のあるものまで一貫したcircle、円状のモチーフとアイデアによるアクションと物語演出が楽しいけど、清新さによる凄みはあまり無いという素朴な印象。アクションは相変わらず大味で、音楽とのリエゾンは武器にしているから間違いないですが、やはり、アップデート感が弱くて、満足には至らなかった。ランスロットの出演もほぼ無しで、ファンとしては残念でした。仲間内での新展開は流石に感動しました。最終的には、マリファナやってねえと無理話で、おそらく「アメリカ」への...。

 

音楽は、まずは平賀さち枝とホームカミングスの「カントリーロード」先行配信。

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一作目からの期待値を飄々と突破する新たな聖歌。ホームカミングス畳野さんの日本語やっぱりいいですし、平賀さち枝のメロディセンスはJ-POP界でも郡を抜いている気がする。タイトル通りの郷愁な味わいのある歌詞もすごく染みます。

恥ずかしい日々を四つ折りで 胸のポケットに入れて しおりを挟む夜に 誰かのせいではないよ 寂しさなら 君はすぐにでも 幸せになれるのに

 そうだよな。という歌詞。

 

更に国内では、折坂悠太のざわめきEPの虜。

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まずはこれを聴いて、その才能にひれ伏せという感じだ。なんといってもこの歌唱力に衝撃をうける。そして、「日本人」の元来の「日本語」という素朴な、しかしなかなか若者では到達できないそれに、感銘をうける。人の心の「ざわめき」という普遍性を編み込むEP、全曲いいのでまじでマストです。

 

国外ではCupcakKeのEphorize。

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今作で初めて彼女のラップ聴いたけど、文句無しに格好良いです。ダイヴァーシティを唄うリリックも凄くパーソナルな領域からじわじわと外縁に攻めている感じらしい。極めつけはLike who the fuck you like Fuck the worldですからね。痺れる。

 

トラック単体だとTroye SivanのMy My My!は間違いなかった。

新たなシンセポップアンセムの誕生。鼻ピアスこんなに似合う男いんのか!?



Apple Musicの恩恵を受けてからというもの(Spotifyより個人的に使いやすさを感じています)、シーンを追うのが楽しくて仕方ないです。フォーク全盛期以降のロックンロール史を書物で系統的に学んだりしながらも、やっぱり、最新の音楽を追うのはやめられないです。西洋音楽についても一度勉強しようと本腰いれたんですが、結局やってないので、2018年はぼちぼちやってきたい所存です。

 

服。

バレンシアガの2018プレ・フォール・メンズ・コレクションが最高(特にやっぱり色使い)。

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実は小物使いが味噌ですねこれ。

となれば、

 マルジェラの枕バッグことグラムスラムも気になるところですよねえ。

“アンコンシャス グラマー”とは、張り詰めた日常の中で、少し気を抜いた瞬間に女性が見せるしぐさや表情こそ“グラマー”であるという考えで、例えば、スパでタオルを巻くしぐさや枕に顔を埋める瞬間などに着目している。

だなんて、もう信用できまくりでしょ。

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最後に、全男子人類が彼女にしてえランキング第一位、長濱ねるちゃんを揺るがす、まつきりなちゃん(SCANDALのRINAに似ている...)を紹介して終わりにします。このヴィデオに映る彼女に悶えるがよい!